十文字山のグレイ混血種の宇宙人 第7部
朝から店に、頼んでいたアイスクリーム6個を買い、溶けない様に氷を入れて新聞紙に包んで、大急ぎで円盤に行くと、ミヨコが外に出て待っていた。崖を上がり秘密の場所で、金属の箱で消毒して、先に円盤の中に入った私も服を脱いで全身消毒して、「アイスクリームが溶けるので。」と言うと、「中身が分かりましたから。」と言い、金属の箱を持って来て、溶け出していたのが元に戻った。「これはよく消毒しないといけない。」と言うと、しばらく光線を当てていた。こんな形の物が要ると、心にイメージすると、ヤコミが下に行き、すぐに作って来た。私が食べて見せると、「これは美味しい。」と言った。「フヤナはこの様な物を食べているのか。」と言われたので、1日3個以上食べるとお腹が痛くなるから、消毒すれば良いが、このままでは細菌があるから。」と言うと、「そうです。」と言い、「美味しい食べ物だ。」と言われた。作り方を訊かれたので、動物図鑑を見せて、長く説明をして解っていただいた。図鑑をコピーしてから、「これも下さい。」と言われました。包んで来た新聞紙を見て、「これは何か。」と訊かれたので、「人間の世界のことが、文字で書かれている。」と言うと、「上から言葉で言って下さい。」と言われ、大き目の金属の箱を持って来た。1リットルほど入っていた。甘い様で辛い様で酸っぱい様などろっとした透明の物で、匂いは夏場汗をかいた下着を袋に入れて2週間経って開けた時の匂いで、目にしみてむせるのを我慢して飲んだ。ミヨコに訊くと、「生まれた時から、飲んでいるからだ。」と言われた。そんなものかなーと思った。お弁当は全部渡した。それらを分析していた。「水晶を採りに行くから。」と言うと、荒神山に降ろされて、手を振って別れた。大急ぎで採って山を下りた。この次来る時、私が甲南病院に癌治療に通っていたが、3か月の命だと知る。 次は第8部
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